日本病院会・相澤孝夫会長
少子・高齢化が進む中、医療の将来像をどう描くか。医療提供体制の整備を巡る課題は地域によって異なるが、日本病院会の相澤孝夫会長は、日本の全ての病院が変化を迫られるとみている。【聞き手・構成/兼松昭夫】

■必要なら診療所や介護施設への転換も
日本の医療は今、明らかに供給過剰だ。需要を供給が上回れば、供給側はどの産業でも赤字になる。需要の減少が進む中、医療の供給体制を維持するには診療報酬の単価を上げるしかない。しかし、それは現役世代の負担増に直結する。国民の理解は到底得られないだろう。つまり、医療は供給体制の縮小が避けられないということだ。
長野県内では医療の撤退がもう始まっていて、産科医療からの撤退を決める公立病院が相次いでいる。お産がたくさんある時代には複数の産科医療機関が同じ地域に存続できたが、今では産科医の確保がままならない。その上、お産自体がどんどん減っているのだから当然だろう。人口減少がさらに進めば、
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